ナイター親父

子供の頃、父親がナイターを見ながら晩酌をする姿があった 
アルコール自体、加齢とともに減っていったように思うが 
テレビの前に ちゃぶ台(冬場はコタツになるタイプの座敷机) 
そして 座椅子に座りナイターを見ていた 
なにしろ 無趣味な人だったので いつもテレビばかり見ていたように思う 
思春期の頃などは、そんな父親をつまらない男と内心馬鹿にしていたし 絶対こんな大人にはなるまい 
そう思っていた。 
そんな自分の、幼さや浅はかささえもも今では懐かしく思い出される 
サラリーマン時代には出来なかったが、今では私も立派なナイター親父である 
実家はお世辞にも裕福でなかったので、晩酌といってもご馳走が用意されたわけでなく 
さばの水煮の缶詰とビールであったり、チーズ数切れとウイスキー(オールド ロックだった)1~2杯 
だったように思う 
当時から魚が好きだった私は、その貴重な缶詰をおすそ分けしてもらうのが 
悪いと思いながらも楽しみで大好きだった 
そんな父親も今は亡いが、同じ顔をした自分が同じ様に晩酌をしテレビを見ている 
そして 父親が何を考え生きていたのかも・・・ 
 
 
さて、そんな今日の晩酌 アテは もちろん自作です 
適当 『キムチ焼きそば』 
 
kimusoba 
 
もやし・キムチ・ちくわ・ハム・かつお粉・塩コショウ・ウスターソース 
所要時間 3分 
出来上がりィ 


 

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